スカイラボで相談されるお悩みの中で、多い悩みの1つは食糞問題です。
食糞する理由は大きく2つあります。 1) 自分の住処を綺麗に保ちたいから 犬は基本的に生活してる空間を綺麗に保ちたい生き物です。おしっこの場合、トイレシーツのおかげで匂い等を押さえられるので、例え自分のベッドの横にトイレを置いても気にならないですが、ウンチの場合はシーツに吸収されないので匂いが犬にとってはもちろん人にとっても気になります。
それで、止むを得ず何とか処理しようという意識で食べてしまう事が多いのです。
2)フード自体に原因がある、またはおやつに原因がある(最も当てはまる原因)
意外と良いと思われている、動物病院に置いてあるような有名ブランド等に、食糞に繋がる原料が入っているケースが多いです。 主に添加物や着色料が原因で、そういったものは犬が消化しきれないまま出て来てしまいます。ウンチの中にその成分が残っていることで、フードの匂いがしてまだ食べられると勘違いして食べてしまったり、遊んでしまったり、大事に隠したりしてしまいます。
そもそも着色料は犬の為ではなくそのフードを買う人間が美味しそうに見えるように色を付けているだけです。
添加物は匂いや風味を増やすために足したり、フードそのものを固めやすくしたりするために足したりします。そのためウンチに風味が残ったりしてまだ食べられると勘違いする犬も多いです。
フードの解決策
より良い無添加のフードに切り替えるだけで食糞が治るケースが多いです。ただし、フード以外におやつをかをあげている場合は、おやつにも着色料は添加物が入っている可能性が高いので(特に国産品は注意)なるべくフードだけにしてあげると食糞問題が解決する傾向にあります。どうしてもあげたい場合はフードをおやつがわりにするか、天然のジャーキー等をあげるのがおすすめです。 最後に、必ずしもそうではありませんが、より良いフードは値段と比例する事が多いです。ただ、それはそれなりにしっかりとした原材料使ってる事が多く、今では、”ヒューマングレード”人間の食品に使われるレベルで管理された品質の原材料を使っているフードもよく見るようになりました。 今までかかっていた食費が何倍になっても、健康で病院いらずな日々を送ってくれるのであれば、それは安い代償だと思います。
また、フードはトレーニングの1つと言われるほど犬にとって大切なファクターです。他のトレーナーも言っていましたが、意外とフードを変えただけで犬の問題行動が改善されるケースも多いです。実際にスカイラボでフードを切り替えた方の中には、フードに犬が興奮しやすくなるような成分が入っていて、フードを変えたことで穏やかになり問題行動が激減したということもありました。
フードを買う際には後ろの成分表を確認して、どんなものが入っているのか確認してから買うことが大切です。
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