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執筆者の写真マクニコル

ラブラドールレトリバー 〜レトギャザーに向けて〜

更新日:2021年4月20日


ラブラドールレトリバー-黒ラブ-しつけ-スカイラボ

不動の人気と安定感

犬種人気ランキング

日本: 13位           5,101 (2020年JKC登録頭数)

英国: 1位     39,905 (2020年KC登録頭数)

米国: 1位 (30年連続1位) 98,300 (2020年AKC登録頭数)

FCI: 1位     191,988 (2013年FCI25カ国登録頭数)


歴史

1836年、イギリスの船員がカナダのニューファンドランドで漁師の仕事の手伝っていたラブラドールの元となるセント・ジョンズ・ウォーター・ドッグを見て、イギリスでも需要があると考え何匹か連れて帰りました。当時は漁師が釣った魚のカートを引っ張る仕事や、冷たい海に浮かんでいるウキや網を回収する仕事をしていましたが、鴨猟が人気だったイギリスでも仕事を任せられると思い、イギリスへと連れて帰られ、その犬は5代目バクルー公と2代目マームズベリー伯爵に引き取られました。 そこから50年間、バクルー公は苦戦しながらもニューファンドランドから犬を輸入し続けてスコットランドで繁殖。マームズベリー伯爵はイングランドで最初に来た犬達と他の猟犬とを掛け合わせて改良を重ねます。

1880年6代目バクルー公と3代目マームズベリー伯爵が猟場で会い、お互い育て上げた犬は同じ血筋だったことに気づきます。マームズベリー伯爵は飼っていた犬、ネッドとエイヴォンの2匹をバクルー公にプレゼントし、バクルー公はその2匹をスコットランドに持ち帰って繁殖。ラブラドールが誕生した。一時期ラブラドールは絶滅の危機に立たされましたが、今も尚バクルー公のラブラドールライン(バクルーラブラドール)のラブラドールは存在します。

ちなみにエイヴォンはレバー色の遺伝子を持っていて、今現在いる全てのチョコラブの祖先にあたります。

バクルー・アボンはチョコラブの祖先
バクルー・エイヴォン(オス)はチョコラブの祖先

特徴と特性

ラブラドールは他のレトリバー同様、賢く穏やかな性格で、人を喜ばせる事が大好きです。運動神経は抜群、色々な仕事にも向いていて、幅広い分野で活躍しております。

最近では盲導犬、探知犬、聴覚犬、救助犬、セラピー犬やガンドッグ(鳥猟犬)として世界中で活躍しています。



ラブラドールは幅広い色と骨格を持つ犬種です。毛の色は明るいクリーム色から黒まであり、骨格もずっしりとした骨太で厚みのある胸と幅が広い頭を持っている犬(ショータイプ)から細身で全体的にシュッとしていてアスレチックな体系(フィールドタイプ)もいます。

色々なラブラドールがいますが、共通点は、厚みのあるコートとカワウソの尻尾のように尻尾の付け根から段々細くなっていく尻尾。「オッターテール」という名前で有名です。

カワウソと同じく泳ぐ時にとても大事で、水の中で舵を切るために使っています。


寿命

10-14年と言われています。ただ最近のフードや医療の進歩により、27歳の最高齢ラブラドールがいました。


しつけ(鳥猟犬・ガンドッグ的に見ると)

ラブラドールはエネルギッシュですが基本的に落ち着いた性格を生まれ持っていて、早い段階からしつけに時間を費やせば、かけがえのない右腕になります。

ラブラドールは他の犬とすぐ仲良くなれることで有名で、オンとオフがはっきりしているので、フィールドで活躍しているラブラドールをよく見かけます。

フィールドでは総合的に何でもこなす事ができ、持ち前の嗅覚が常に役立ちます。一つの仕事を専門とする犬種には及びませんが、様々な仕事ができるという観点から、国際ガンドッグ大会等でもラブラドールが上位を占めていることが多いです。

ただ他の犬と同様、早い段階から社会勉強やトレーニングをやっていかないと、そのパワー、知能、エネルギー等で苦戦することも多いです。


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